サントリー美術館
‘子どもと一緒に美術館’第2弾は、東京六本木、ミッドタウンにある、日本美術を中心とした展覧会がよく開かれる、隈研吾氏設計、サントリー美術館。
平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美
1月13日まで。
夏休みなどは、子ども向けの企画展が開催されていますが、普段は古い日本美術展というイメージで、子どもと一緒’というテーマでは、ややハードル高いのでは!?と感じる方もいるかもしれません。ただ、このテーマにおいてのキーポイントがたくさんあるので、2回目に持ってきました☆
サントリー美術館に限らず、日本美術などの古いものの企画展は薄暗く、小さな子、幼稚園年中くらいまでですかね、普通の子はかなり怖がるのではないでしょうか。暗く静かな部屋に、たくさんの人影。進んでも進んでもまた暗い部屋。
私も長男を2歳のときに連れて行ったとき、とにかく怖がるので、数分で駆け抜けたことがあります。息子も私も半泣き。無理して連れて行ってはかわいそうです。自分が見たいものでも、しばらく我慢しましょう☆
でも、小学生になり、美術鑑賞というものをちょっと理解してきたら、是非、日本美術に触れに行って欲しい!
サントリー美術館、どの企画展もテーマがわかりやすく魅力的。展示数も多すぎず、少なすぎず。
音声ガイドもわかりやすく、子どもサイズあります。
また、子どもに無料配布(小学生以上)される、‘おもしろ美術帖’が素敵です。企画展により、販売されているとき、されていないときあります。売られてないときの‘おもしろ美術帖’は本当に子連れの特権!!
この美術帖の力の入れ方を見ると、美術館の方々も、子どもに来て欲しいんだな、と感じます。(‘子どもはうるさい、連れてくるな’てきな美術館はかなり減ったと思いますが。。。)
谷文晁展 今回の展覧会のもの
事前申し込みが必要ですが、親子で楽しめるワークショップも濃い内容!
申し込みが必要ない、初心者向けのスライドレクチャーなどもあるようです。サントリー美術館ホームページで調べてみて下さい。
今回の、‘天上の舞 飛天の美’見ごたえありました。
‘残っているもの’って、つくもかみじゃないけどなんか、力ありますよね。あ、もともと展示されているのは神様ばかりですね。
第4章、平等院鳳凰堂、飛天舞う極楽浄土世界、展示方法も、かっこよかったです。ここだけなら、年長次男もいけるかな。
どちらかというと、さらさら流すことが多い息子、珍しくじっくり観てました。
でも、‘マーラ’ ‘シッダールタ’という名前が展示前半に出てくるのですが、そのとき息子が「‘聖☆おにいさん’に出てきてるから知ってる。」と一言。‘そうそう、これブッタの天界での、BGMの天女展だから’と、言うか一瞬迷ったら、隣にいた若いお姉さんが、‘ぷっ’と噴出したのでやめました。手塚治の「ブッタ」を買って帰ろうかと思いました。
さて、サントリー美術館周辺は、黒川紀章さん設計の国立新美術館、安藤忠雄さん設計の21_21DESIG NSIGHT、そして森美術館と盛りだくさん。
美術館はしごもいいけれど、子連れはこの季節、午後からのんびりスタートで、5時から始まるクリスマスイルミネーションがおすすめです☆
あ、後、前述の六本木の美術館、定休日が火曜日、もしくは無休。運動会や、学芸会など振り替え休日にも来れるのも魅力です。
追伸:国立西洋美術館、ミケランジェロ展見に行った方で、こちらを見ていない方、是非こちらも!!